製品レビュー

パナソニック ドラム式洗濯乾燥機 NA-LX129A レビュー

2023-02-27

困っている人

パナソニック製のドラム式洗濯乾燥機・NA-LX129ってどうなの?
大きな出費だし、良かったと思える買い物にするために購入した人の感想が知りたい!

こんなお悩みを解決します。

本記事を読んで解決できること

  • NA-LX129Aを実際に使ってみた人の感想がわかる
  • NA-LX129購入をオススメできる人・オススメできない人がわかる
  • NA-LX129を購入した際に考えていたことがわかる

10年来使っていたドラム式洗濯乾燥機が壊れたため、NA-LX129Aへ買い替えました。

NA-LX129Aを使ってみた感想・わかったことを記事に纏めます。

購入前に調べたNA-LX129Aの機能、最新版のNA-LX129Bで新たに加わった機能紹介のほか、購入前に検討していたことも紹介します。

本記事がドラム式洗濯乾燥機の購入検討のお役に立てれば幸いです。

NA-LX129AL/Rは既に生産終了となりました。
2023年2月現在、NA-LX129BL/Rが後継機種として販売されています(L: 右開き、R: 左開き)。
ご購入を検討される際は、NA-LX129BL/Rと置き換えて記事を読んで頂ければと思います

後継機種・NA-LX129Bはこちらからご確認ください。

ドラム式洗濯乾燥機 NA-LX129Aを使ってみた感想・わかったこと

まずは感想をお伝えします。

設置して約1か月半経過。120-130回ほど運転しています。

  • 洗剤自動投入機能がすごく快適
  • タッチパネル操作も快適
  • ナノイーX槽クリーン運転も今のところ順調
  • 乾燥フィルターが二重になった
  • 洗濯機横幅の設置スペースは無くても何とかなる
  • 洗濯機上方にはスペースが必要
  • 静音性は以前とさほど変わらない
  • おしゃれ着洗剤自動投入は用途が限定的
  • チャイルドロック操作に若干手間がかかる
  • わが家流プラスに本体操作から複数登録したい
  • (未体験)ナノイーX(衛生ケア)コース、スマホで洗濯

洗剤自動投入機能がすごく快適

これ、お世辞でなく本当に快適です。

今後発売される全ての洗濯機に標準機能としてほしいぐらいです。

早いときには、洗濯物を入れた後に、3回操作するだけで操作が終わります。

  1. 電源入れる(1操作目・ボタン操作)
  2. 履歴から洗濯コースを選ぶ(2操作目・タッチパネル)
  3. スタート押す(3操作目・ボタン、おしまい)

我が家は雨の日以外は平均して毎日3~4回洗濯します。

ですので、1回にかける作業時間は少なければ少ないほうが助かります

洗剤・柔軟剤の補充も週末に満タンにしておけばまったく問題ありません。

タッチパネル操作も快適

タッチパネル操作も快適です。

機能自体はボタン式のものと変わりませんが、快適です。

操作部がすっきりしていることも要因かもしれません。

逆に、タッチパネルを押さないと詳細が表示されません。視認性という点では劣ります。

ですので、従来通り全部操作部に表示された洗濯機がいいという方には向いてないと思います。

ナノイーX槽クリーンも今のところ順調

洗濯・乾燥終了後、電源をつけたままドアを閉めると、ナノイーX槽クリーン運転が始まります。

1時間のナノイーX運転により、槽内の黒カビ発生を抑制します。

以前の洗濯機では、洗濯槽掃除をしてから1ヶ月ほどで黒カビが洗濯物につきはじめていました。

今のところは黒カビが出てくる様子もありません。

引き続きナノイーX運転とこまめに槽掃除をして洗濯槽をきれいに保ちたいと思います。

黒カビが出てきた時には、純正の洗濯槽クリーナーで洗濯槽掃除しようと思います。

乾燥フィルターが二重になった

乾燥フィルターが二重になり、埃をさらに捕捉できるようになっていました。

乾燥フィルター取り外し

掃除する手間も2倍となった、と言えるかもしれません。

洗濯機横幅の設置スペースは無くても何とかなる

排水ホース接続口が本体真下にあるため、洗濯機が置けるスペースがあれば何とかなると思います。

以前の機種では接続口が側面にあり、設置に苦労しました。

「設置スペースに余裕が無さそうで無理・・・」と諦めるにはまだ早いかもしれません。

上方には洗剤投入口蓋の開閉スペースが必要

一方で、洗濯機上方のスペースは要注意です

洗剤投入口の蓋を開け閉めするためのスペースが必要です。

洗剤投入口の蓋を開けた状態

洗剤投入口の蓋長さが30cmほどあります。最低でもこの分は洗濯機上部にスペースが必要となります。

余談ですが、洗濯をした後はこの蓋の内側に水滴が残ります。

洗濯終了後の蓋内側水滴

そのため、洗濯後は乾かすために常時開けっ放しにしています。

静音性は以前とさほど変わらない

「前の機種に比べてすごく静かになった」というユーザー口コミを目にしていました。

洗濯、乾燥と色々試していますが、以前の機種とさほど変わらないように思えました。

設置環境の違いがあるかもしれません。

おしゃれ着洗剤自動投入は用途が限定的

通常の洗濯用洗剤自動投入と比べて、おしゃれ着洗剤自動投入は使える範囲が非常に狭いです。

簡単にまとめると次のようになります。

洗濯コース通常の洗剤自動投入おしゃれ着洗剤自動投入
お任せ・省エネなど使える使えない
個別洗濯使える使えない
わが家流プラス使える使えない
おしゃれ着使える使える
おうちクリーニング使えない使える
洗剤自動投入機能が使える洗濯コース

個別設定や我が家流プラスにおしゃれ着洗剤自動投入が設定出来ないのは意外でした。

結果、子供たちの洗濯物向けの洗剤は今まで通り計量して手動投入しています。

慌てて購入したのでリサーチ不足を痛感・反省。。。

こちらはNA-LX129B以降の後継機種で改良されることを期待したいです。

チャイルドロック機能の操作に若干手間がかかる

チャイルドロック機能の設定が若干手間がかかります。。

NA-LX129 チャイルドロック操作画面(Panasonicウェブサイトより)
【ドラム式洗濯機】チャイルドロックの設定/解除方法

ボタン操作の機種であれば電源を入れてボタン長押しで設定完了と思います。

わが家流プラスに本体操作から複数登録したい

LX129Bには「わが家流プラス」という洗濯コースがあります。

このコースで洗濯すると、前回選んだ設定と同じ設定で洗濯ができます。

(他の機種では「わが家流」、以前の機種では「お好み」という表示だったと思います)

ただ、本体からの操作では最後に選んだ設定しか反映されません

「スマホで洗濯」アプリでは、「洗濯」「洗濯~乾燥」「乾燥」各10コース登録出来るようです。

10個とはいかないまでも、複数登録可能なように後継機種での改良を期待したいです。

(未体験)ナノイーX(衛生ケア)コース

ナノイーX(衛生ケア)コース 使い分け一覧表(Panasonicウェブサイトより)
ドラム式特長:ナノイーX

こちらはまだ試せておりません。

スギ花粉や黄砂の飛散が間もなくピークなので、近いうちに試してみたいと思います。

(未体験)「スマホで洗濯」

我が家のWi-fi設定がうまくいかず、、、本機能も試せておりません。

こちらについても設定出来次第内容を更新したいと思います。

NA-LX129Bの購入をおススメできる人、できない人

NA-LX129B購入をオススメできる人

NA-LX129Bの購入をオススメできる人はこんな人です。

購入をオススメできる人

  • パナソニックドラム式洗濯乾燥機の最上位機種(フラグシップモデル)が欲しい人
  • おしゃれ着洗剤自動投入を頻繁に使いたい人
  • 最新ナノイーX運転で衣類や洗濯槽の除菌・消臭をしたい人

パナソニックドラム式洗濯乾燥機の最上位機種が欲しい人

3つ挙げましたが、結局はここに尽きると思います。

・パナソニックのドラム式洗濯乾燥機が欲しい
・最上位機種(フラグシップモデル)が欲しい

この2つを満足したいという方には、文句なしに購入をオススメできると思います。

他の機種と迷っていて、、という方は次をご覧ください。

最新ナノイーXで衣類や洗濯槽の除菌・消臭をしたい人

・最新ナノイーXで衣類の除菌・消臭をしたい
洗濯槽を綺麗に保っておきたい

という方にも、NA-LX129Bをオススメできます。

外出から帰宅して、身に着けていた衣類をすぐに除菌したいという方には重宝すると思います。

最新ナノイーXではありませんが、NA-VG2700にもナノイー運転機能があります。

ナノイーXを試してみたいということであれば、こちらのモデルも候補となると思います。

洗剤自動投入・おしゃれ着洗剤自動投入を頻繁に使いたい人

通常の洗剤自動投入とおしゃれ着洗剤自動投入の両方を頻繁に使いたいという方にもオススメできると思います。

注意する点は、感想にも書いた通り、おしゃれ着洗剤自動投入は使える洗濯コースが限定的です。

NA-LX129Bの購入をオススメ出来ない人

反対に、次のような方にはNA-LX129Bではなく別モデル、あるいは他メーカーのドラム式洗濯乾燥機をオススメします。

購入をオススメできない人

  • ドラム式洗濯乾燥機が欲しい人
  • ドラム式洗濯乾燥機が欲しいけど、出来るだけ出費を抑えたい人
  • 一人暮らしの人

ドラム式洗濯乾燥機が欲しい人

縦型の洗濯機からドラム式洗濯乾燥機に買い替えたい
時短家電としてドラム式洗濯乾燥機購入を購入したい

このような方にはNA-LX129BL/Rはオススメ出来ません。

NA-LX129Bは多くの機能が備わったドラム式洗濯乾燥機です。

上記の理由で購入するには機能過多となると思います。

ドラム式洗濯が欲しいけど、出来るだけ出費を抑えたい人

このような方にもNA-LX129BL/Rはオススメ出来ません。

NA-LX129BL/Rはパナソニック製ドラム式洗濯乾燥機のフラグシップモデルのため、

価格も約33万円(2023年2月現在)と、最上位に設定されています

ですので、出費を抑えたいのであればのモデルを選択することをオススメします

例えば、NA-LX127BL/Rとすれば約30万円となり、3万円購入費用を抑えられます

ナノイーXとスチームしわ取り消臭機能はありませんが、個人的には価格と機能のバランスが取れたファミリー向けモデルと思います。

一人暮らしの人

一人暮らしの方にも不向きと思います。

洗濯頻度を考慮しても、洗濯機容量12kg、乾燥機容量6kgはちょっと大きすぎると思います。

もう少し容量の小さいドラム式洗濯乾燥機を選ぶことをおススメします。

ドラム式洗濯乾燥機 NA-LX129の特徴

以下の記事で、NA-LX129シリーズの機能紹介をしています。こちらも合わせてご参照ください。

購入の際に考えたこと

最後に、NA-LX129Aを購入する際に考えたことを紹介します。

壊れてからの買い替えなので猶予が無かったのですが、以下の通り検討したことを纏めます。

検討したのは以下の5つです。

  1. 洗濯機の形式
  2. 洗濯機容量
  3. 乾燥機の方式
  4. 洗剤・柔軟剤自動投入機能
  5. 上記1~4で残ったメーカー・機種と値段

順番にご紹介します。

購入する前の前提

我が家ではすでにドラム式洗濯乾燥機を使っておりました。

以下の内容は洗濯乾燥機を置けることが前提とした検討となります。

ドラム式洗濯乾燥機の購入を検討される際は、まずは設置条件(設置スペースや壁の給水口高さ等)をご確認ください

1.今回もドラム式洗濯乾燥機が欲しい

10年以上ドラム式洗濯乾燥機を使っていたこともあり、今回も買うならドラム式洗濯乾燥機がいいなーと考えていました。

2023年2月現在、ドラム式洗濯乾燥機を販売しているメーカーは次の6社です。(価格.comより)

・パナソニック
・日立
・東芝
・シャープ
・AQUA

・アイリスオーヤマ

2.洗濯機容量は大きいほうがいい

今まで使っていたものは洗濯容量9kg、乾燥容量6kgでした。

小さな子供が2人いるので、これからどんどん洗濯物が増えるだろうなーと思い、洗濯機容量はできるだけ大きいものを選びたいと思いました。

ドラム式洗濯乾燥機で選べた商品の最大洗濯機容量は12kgでした。この容量を販売しているメーカーは以下の4社となります。(価格.comより)

・パナソニック
・日立
・東芝
・AQUA

3.乾燥機はヒートポンプ方式にしたい

乾燥機の乾燥方法は、ヒートポンプ方式、ヒーター方式のどちらかとなります。

それぞれの概要を簡単に比較すると次のようになります。いずれもヒートポンプ方式とヒーター方式を比べた場合に、とご理解ください。

比較項目ヒートポンプ方式ヒーター方式
熱風の温度範囲低い高い
乾燥後の槽内カビ繁殖繁殖しやすい繁殖しづらい
乾燥後の洗濯物温度範囲が低く、傷みにくい温度範囲が高く、傷みやすい
電気代安い高い
ヒートポンプ方式とヒーター方式の簡単な比較

上記の4社のうち、ヒートポンプ方式を採用しているのは以下の3社となります。(価格.comより)

・パナソニック
・東芝
・AQUA

4.液体洗剤・柔軟剤自動投入機能を使ってみたい

洗濯乾燥機を購入した理由の1つは、家事を時短するためでもありました。

洗濯機を回して表示される水量をもとに洗剤・柔軟剤量を判断して投入。

何ら普通のことと思っていた作業すらも自動化できる。。

10年に1度あるかないかの買い物。どうせだったら使ってみたいと思い、洗剤・柔軟剤自動投入機能ありのものを選ぶことにしました

上記の3社はいずれも自動投入機能を持った洗濯乾燥機を販売しているのですが、パナソニックだけ洗剤・柔軟剤加えおしゃれ着洗剤の自動投入機能もありました。

5.あとはモデルと値段

ここまで来て、最後にパナソニック製のモデルと値段を見て決めようということになりました。

欲しい機能をすべてを満たすモデルはNA-LX129B(約37万)、NA-LX127B(約33万)の2つ

どちらが良いのか口コミを見ていた矢先、生産終了したはずのNA-LX127Aが約31万で数台限りで販売されているのを見つけて購入を決断しました

正直なところ、洗濯乾燥機に30万以上も出すのはちょっと・・。

と思う方もいると思います。検討候補として残った東芝のモデルは約25万、AQUAのモデルは約20万でした。

私自身も大分無理した感も否めなかったのですが、向こう10年使うことを前提とすれば日当たり30円/日程度の値差(30円×365円×10年≒10万)

30円だったらまあいいか、とポジティブに捉えることにしています。

補足

パナソニックのドラム式洗濯機のLXシリーズはメーカー価格指定という制度が導入されています。

簡単に言うと、『メーカーが値段を決めるので、どこで買っても値段は一緒』というものです。

数か月おきに指定価格が下がっているようですが、このシリーズを買う場合は欲しいとき=買い時と考えたほうがよさそうです。

まとめ

本記事では、パナソニック製ドラム式洗濯乾燥機 NA-LX129Aについてレビューしました。

まとめ

  • NA-LX129シリーズは多くの機能を備えたドラム式洗濯乾燥機のフラグシップモデル
  • NA-LX129シリーズがどうしても欲しい、という方にオススメ
  • エントリーモデルとしては不向き、機能・価格を抑えた他モデル、他メーカーがオススメ

最後までご覧いただきありがとうございました。

あなたが満足できるドラム式洗濯乾燥機と巡り合えるよう願っています!

筆者が購入したパナソニック ドラム式洗濯乾燥機はこちらです。

とむ

40代 x 2児のパパ・サラリーマン | メーカーでプラント設計(10年以上) | プラント設計に関する情報のほか、仕事・日々の暮らしで役に立つ、実際に使って良かったガジェット・商品について情報発信中

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